いちごパフェの記憶
いちごパフェ 底に残った 淡ピンク
たぶん初恋の色している みさ潮依
新宿高野の期間限定いちごパフェ。
ひのしずくという名前のいちごが半分。
(もう半分も確か熊本産のもので、名前は忘れてしまった)
でも、どちらも酸っぱくて甘くて、露地もの?の果物らしい味がした。
このパフェの素晴らしいところは、あくまでいちごを味わうために出来上がっているところである。
ソフトクリームは薄っすら甘いミルクを凍らせたよう。
中のクラムも甘すぎず、シャーベットは冷たいいちごピューレ。
全てがいちご達を味わうために、控え目に作りあげられている。
ガラス器に残ったクリームは、淡い桃色。
小さい頃、お砂糖とミルクをかけてスプーンで潰してたべたあの色だった。
自分が宝物のように大事にされていた、初恋なんかより、もっともっと甘く儚い記憶が呼び起こされた。